首脳陣の方針が定まらないチームは総じて弱い。
何がしたいんだかさっぱりわからないチームが強いはずがない。
そして、功労者であっても時にズバッと切り捨てられないチームはいずれ腐っていく。
不用意な言葉を発したらチームは不思議と負けていく。
そういう観点でチームスポーツを見ると当然の負け、必然の弱さを観察できる。
不用意な発言をしたチームから崩れていくという理論だと、まさに今年の中日は立浪監督の「今年は違うって言っているじゃないですか」発言はまさに不用意。
確かに当時6連勝し、盤石の投手陣を見ればそう言いたくなるのも無理はない。
しかし、春の珍事はよくあることで、横浜が何度も経験した展開である。
明確に驕った発言をした結果、一気に負けが込む結果につながっている。
まだまだ先は長いですからと言っておけばいいのに、なぜ4月中旬でそんな言葉を言ったのか。
Mリーグでも、なぜこのチームは優勝できないのかというのを見ると、明らかに原因がはっきりしているチームがいくつもある。
例えば、BEASTJapanextは中田花奈を男子プロに変えれば、あっさりファイナルまで行きそうな感じがする。
来季ダメだとレギュレーションに引っかかり、誰か1人入れ替えなければならない状況になるが、選択肢は1つである。
ただ他3人もSNSの傾向などを見ると、不用意な発言で内輪もめをしそうな雰囲気がある。
その1人が鈴木大介で、将棋棋士の発言をまとめた本を以前読んだ際に、色んな人に発奮させるような、厳しい言葉を投げかけている。
カチンと来させるようなことを言っているのだが、結果的に言われた相手が結果を出すことが多い。
そして、自らは天下を取れない。
サービス精神がある方なので、ニコ生しかなくて危機感ありありだった当時の将棋界からすれば、頼りになる存在ではあった。
いつか中田花奈に対して説教のようなきついことを言い放ち、大炎上するんじゃないかと思っている。
勝負の世界という観点では、Mリーグの中でも鈴木大介が一番わかっている。
これが中田花奈ではなく、若手男性プロで、中田花奈と同じような成績だったら間違いなく苦言を呈しているだろう。
いい方向に転べばいいが、さてどうか。
個人的に赤坂ドリブンズは、一貫性がないチームだと感じる。
閉会式終わりに園田賢のチャンネルで行われた配信で、ちょっとした打ち上げ的にメンバーが集まっていた。
メンバーの1人である浅見真紀の出番を増やしてほしいというコメントが読まれた際、何言ってるんだと言わんばかりの嫌そうな顔やら「出場機会は勝ち取るものだ」という発言などがあった。
言ってることは全く間違っていないが、セミファイナル以降負けに負けた鈴木たろうは何を勝ち取ったのだろうと不思議に思った。
それまでに勝ち取ったものがあるとして、過去の成績を見ると、そこまでか?という数字が並ぶ。
「出場機会は勝ち取るものだ」と言わなきゃ、「あぁ会話が通じる人たちでやりたいんだな」ぐらいにしかない。
「出場機会は勝ち取るものだ」と言うと、じゃあレギュレーション関係なしに入れ替えていかなきゃいけないんじゃないの?と言いたくなる。
丸山奏子という選手がいたが、育成枠的に扱うも結局クビになった。
皮肉なもので、クビになってから最強位戦でも活躍するなど順風満帆である。
浅見真紀も女流リーグではトップをひた走っている。
「出場機会は勝ち取るものだ」というのであれば、女性枠1枠を巡って毎年トライアウトをすればいいわけで。
そこまでしてるのならば、その発言は納得がいく。
もしくは、女流タイトルを獲得した人を自動的に選んでいくやり方だっていいと思う。
あと、運任せ要素の強いゲームにおいて、1年2年で急に勝ち取れるものなのだろうか。
業界歴数年ならいざ知らず。
「出場機会は勝ち取るものだ」という発言が本心だとしたら、驚きである。
「仲間内でわいわいやってます」と言うのであれば、何も驚かないし、それはそれでアリだと思う。
真っ当なことを言うのであれば真っ当なことをしないと整合性がない。
それか、なんで女性枠があるんですか?と問題提起を投げかけるぐらいの発言があったら、「出場機会は勝ち取るものだ」は評価される可能性がある。
そういえば、女性が必ず1人はチームにいれなきゃいけないっておかしくないですか?という議論が麻雀ファンから出ないのが少し不思議に思う。
あってもおかしくはなさそうなものだが。
個人的にはその言行不一致さがなくなれば、あっさり優勝しそうな気がする。
言ってることは間違いではない。
言行一致させるだけでいいのに。
なんで言行不一致のまま、そういうことを言っちゃうんだろうと素朴な疑問を抱いた。
ドリブラーではない人に言われたくはないだろうが。