昨年24時間テレビのことを書いた記事が多くの人に見ていただき、とても驚いたが、瀬戸環奈の記事でここまで読まれるとは夢にも思わなかった。
それだけ瀬戸環奈の注目度が高いと言える。
一時期のMUTEKIを思い出したが、MUTEKIの勢いも当時は凄まじいものがあった。
Wikipediaを見ると、66人の女優が登場しているが、先ほどの記事で名前を出した人のほとんどはMUTEKIデビューだった。
そもそもMUTEKIはWILLという会社の内部メーカーの1つで、内部メーカー・傘下メーカーにはエスワンもMOODYZもある。
MUTEKIからエスワンへの移籍が多いのも当然といえば当然。
簡単に手のひらの上で転がされているような気になるが、それでも見てしまうのが男の悲しい性である。
最近は日本で稼ぐよりもアジア圏で稼ぐのが一般的で、台湾で行われたイベントには20万人以上が来場したという。
巨大な回転ずしレーンにAV女優が乗って回るという光景に多くの男性が群がる。
東京ビッグサイトでやってほしいところだが、仮にそれをやればどえらい批判が巻き起こることは確実だろう。
会場では色々物販が行われているらしく、ちょっとした過激なサービスも課金すればできるらしく、若者たちが積極的に課金しているという。
一方で、アダルトビデオは売られておらず、AV女優をアーティスト・芸能人的に扱うため、ファンにも女優にもWin-Winになる様子。
台湾のAV事情を初めて知ったが、かなりの紆余曲折があった様子。
そういう話を見聞きするのは面白い。
日本で、AV女優を芸能人やアーティストのように扱えるかとなると、微妙である。
AV新法もそうだが、感情的な対立で止まってしまい、進展がない。
AV新法がなぜ作られたのかもある程度理解するし、それがいかに良くない法律なのかという意見もわからんではない。
台湾では、AVには芸術性がないから著作権はないという信じられない判例があったせいで、海賊版だらけになり、日本のメーカーが決死の思いで戦い、台湾の裁判所に著作権を認めさせたという歴史がある。
もしも本当にAV新法が悪法ならば、必死に抵抗しなければならないだろう。
ただその抵抗は、感情論を排除し、論理的に行わなければ支持は得られない。
所詮、SNSで巻き起こる反発などは感情論が中心だ。
もちろん本当に苦しむ人もいるし、被害に遭った方もいるのだが、感情論にかき消され、かえって標的にされてしまう悲劇も起きる。
被害に遭って真っ当な主張をして、逆に反発されてより傷つけられる…こんな悲しいことはない。
AV新法は本当に練りに練られた法律かと言われると、甚だ疑問である。
撮影禁止期間や公表禁止期間というものがあり、これが稼ぎに影響を与える様子。
瀬戸環奈のように先にグラビアでデビューさせた上で、AV転向という流れが多いのも、AV新法の影響が大きい。
いわば苦肉の策であり、AV新法が続く限りはそうせざるを得ないだろう。
台湾で日本のメーカーがバトルを繰り返したように、AV新法においても同じようにバトルを繰り返す必要がある。
ただ参院選で業界団体の偉い人を送り込んでも、AV好きは投票しないだろう。
パチンコパチスロの業界団体の人ですら自民党から出ても当選できない状況を考えると仕方ない。
ムーブメントを起こそうにも日本では感情論のぶつかり合いに加え、下ネタで熱くなることをバカにする風潮がある。
裁判を起こすなどして変えさせていくしかないように思う。
何が何でも権利を勝ち取るという意識が1人にでも多く芽生えれば、この世の中はあっさりと変わりそうだが。