競馬とボート、パチンコパチスロをダラダラやる男のブログ

競馬やボート、パチンコパチスロの話題を中心に、賭け方をよりスマートにしながら、試行錯誤を繰り広げているブログです。


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全く訃報に触れないラジオ局があるらしい


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TBSラジオで放送されている、ナイツのちゃきちゃき大放送では冒頭に漫才を行う。

その週に起きた出来事を漫才にするが、個人的に一番記憶に残っているのが志村けんが亡くなった週の漫才だ。

志村けんのギャグをネタ中に入れていき、最後に、「志村さんどうもありがとうございました」で締める。

芸人として粋なメッセージだと思ったし、聞いてて痺れた。

ダチョウ倶楽部上島竜兵が亡くなり、どんな漫才になるのか楽しみにしていた。

ところが、聞いてないよ~も訴えてやる!もくるりんぱ!もムッシュムラムラも全く出てこない。

4月に牛の種付けで欠席した寺門ジモン以外の、上島竜兵肥後克広がちゃきちゃき大放送に出ていたというのに。

その後も全くその話題に触れられない。

やくみつるが登場した、1週間を振り返るコーナー。

ラインナップではしっかりと上島竜兵の話題に触れ、そうかそうかここで振り返るのかと思った。

ところが、ここでも全くその話題にならない。

やくみつるがしきりに、過去しか語らないと発言し、昔話をしていた。

 

そういえば、TBSラジオの番組で、上島竜兵の件がストレートに語られるケースはあまりない。

水曜JUNKならば山里亮太、木曜ならおぎやはぎ、金曜ならバナナマン

テレビでは戸惑いながらも語っていた人たちが、自分のラジオで全く話さない。

もちろんタイミングもあったのだろう。

おぎやはぎの番組は恵比寿マスカッツのメンバー、バナナマンの番組には星野源がゲストに来た。

だから触れなかったのか、それとも触れてはいけないと言われていたのか。

たまむすびを始め、ストレートに語られることはなかった。

もしストレートに語られたのなら、ページビュー稼ぎのスポーツ紙が間違いなく記事にする。

 

そして、TBSラジオ以外の局では、芸人のラジオで上島竜兵の話が頻出していた。

号泣したいとうあさこ、明るく送り出そうとする高田文夫松村邦洋磯山さやか

三者三様の取り上げ方を行う中、そういえばナイツはニッポン放送の番組ですらその話をしていないように思う。

それはきっと、自分の番組で話すからとっているのだろうと思った。

時事漫才を武器にする人間が、時事ネタを不自然に避ける。

毎週ラジオに出まくり、トークに関して百戦錬磨である喋りのプロなら、いくらだって話ようがあるのに。

明石家さんまは、自身の番組で最初に上島竜兵の話題に触れ、自ら命を絶ったことへの怒りというか悔しさを滲ませていた。

 

くりぃむしちゅーオールナイトニッポンをやっていた時、時事ネタ、特に訃報系は絶対に触れなかった。

三沢光晴が亡くなるなど、いくらだって語れば出てくるであろう思い出話すらしない。

それだけ徹底しており、たとえ触れなかったとしても、そういうポリシーだとわかる。

志村けんの時は亡くなって間もない段階で漫才にし、笑いで送り出した。

志村けんの時は漫才にして、上島竜兵の時は話題すら触れない。

 

自ら命を絶ったことについて、デリケートに扱わなければならないという現れだから、番組で触れないのはこれはこれでいいと擁護する声もあった。

思い出を語ることすら、自殺を誘発するからできないのだろうか。

フジテレビやテレ朝が上島竜兵の自宅前で中継を行うのと、ラジオで上島竜兵の思い出に触れるのは同じだと言いたいのだろうか。

もしそうだとしたら、明石家さんま伊東四朗などは自殺を誘発するような発言をしたことになる。

そんなわけはないだろう。

内村さまぁ~ずで上島竜兵が出た回を見て爆笑したが、あれも自殺につながる行為なのだろうか。

なんで死んじゃうかなぁと強く思うとともに、すごい芸人だったと語り継がなければならないと強く感じた。

 

ネガティブ思考の人間に対して、とにかく面白いとかすごいとか、くどいまでに言わないと信じてもらえない。

言わなきゃわからないし、言わないことでネガティブに思い悩んで死を選んでしまった可能性もある。

伝えなければわからないし、伝える努力もしないでコミュニケーション不足を嘆くなと普段から思う。

若者の自殺率が高いのは、愛情をストレートに伝えていないからだろう。

私は多くの人に愛されているんだ、僕は誰かに強烈に好かれているんだとわかれば、自殺を少しは思いとどまるだろう。

誰にも愛されていないと感じるのは、私はあなたを愛していますという表現を全くされていないからだ。

人間は全ての人に愛されず、誰かからは強烈に嫌われる。

しかし、誰かからは強烈に愛され、無条件の愛をこれでもかと捧げてもらえる。

すると、嫌われることが怖くなくなり、愛情を注いでくれる人への感謝が芽生える。

だからこそ、今回の件で思ったのは、すごいと思ったことは素直にすごいと言わなければならないということ。

それは、直接本人に伝えてまでやらなければならないということ。

死んでからでは遅い。

そして、誰だって自殺するかもしれないと考えること。

まさか死ぬわけがないだろうと思うから、自殺を止められない。

普段からそんなことを考えたくないのだとしたら、きっと相手も己に対してそう思ってることだろう。

 

TBSラジオの方針で、上島竜兵の件をストレートに伝えるべきではないというものがあるのかもしれない。

現在土曜深夜にこれを書いているので、安住紳一郎爆笑問題伊集院光などの番組の動向で判明するはずだ。

別にそういう方針ならば最初に紹介すればいいだけのことだ。

あまりにも不自然すぎる。

今後TBSラジオでは自殺でこの世を去った人間の話は一切できないのだろうか。

そんなバカな話はない。

陰謀論は嫌いなので、単なる偶然であってほしいと切に願う。

劇団ひとりは、生放送で上島竜兵に触れずとも、その状況を巧みに利用して笑いにした。

遺されたダチョウ倶楽部のメンバー2人のコメントは秀逸だった。

ナイツだって、うまく粋なコメントができる人たちである。

明らかに自殺を誘発しているのはフジテレビやテレ朝のワイドショーの所業だ。

なんでもかんでも規制していたら、もはや何も言えなくなる。

それで困るのは、演者である。

単なる偶然であることを願うが、果たしてどうなのだろうか。

あと、AmazonPrimeで内村さまぁ~ずが配信されているので、上島竜兵が出ている回を見てほしい。

とにかく面白い。

そして、心の底から、なんで死を選んでしまったのだろうと悔しくなる。

 

追記

 

爆笑問題の日曜サンデーで、ようやく触れていた。

不自然さはさほど感じなかった。

余計にこれまでの番組で、もう少し自然に切り出せないものだったのかと不思議に思う。

言葉のプロならば、それくらいできるだろうに。


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