競馬とボート、パチンコパチスロをダラダラやる男のブログ

競馬やボート、パチンコパチスロの話題を中心に、賭け方をよりスマートにしながら、試行錯誤を繰り広げているブログです。


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競馬初心者を競馬場に連れていく際に注意すべき3つのこと


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競馬初心者を競馬場に連れていく機会が意外と多い。

その時に気を付けることがいくつかある。

最大限下手を打たないように注意していることをご紹介したい。

注意①知識をひけらかさない

何事にも言えるが、相手が無知であることをいい事に、したり顔でうんちくを語る人は基本的に嫌われる。

こんなのも知らないの?!と言われて、嬉々とできる人は一周回っておかしな人である。

普通はカチンと来て、こんな奴と来なきゃよかったと思うものだ。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いではないが、1人の言動をきっかけに競馬のイメージを下げてどうする!という話である。

しかし、うんちくを語りたい心情はわからんでもない。

良かれと思って、うんちくを語っている人もおそらくいるだろう。

結論は、競馬初心者からの質問に答えるという程度でいい。

聞かれたことに答えておけば、社会はちゃんと回るものだ。

注意②馬券を否定しない

初心者のうちは、単勝か複勝を購入することを個人的に推奨している。

単複は控除率もいいし、破壊力もあるので結構勝ちやすいところがある。

以下の2記事は、単複の黄金比について書いた記事だが、マイルドに楽しむか、単勝で華々しく勝負するか、自分の裁量で選べるので、単複の方がわかりやすい。

 

aroaukun.hatenablog.com

 

aroaukun.hatenablog.com

しかしながら、3連単や3連複で買いたがる競馬初心者も当然いる。

その場合、よほどのことがない限りは買い目を否定しない。

そもそも買い目を否定したところで、何のメリットもない。

それは来ないよと言って当たってたら最悪である。

本当に来なかったとしても、心の底から感謝されることはまずない。

感謝された時は、使ってはいけないお金を使おうとした時である。

馬券を買うのに根拠を求める人もいるが、遊び心で買う人もいる。

誕生日で買う人もいれば、面白い馬の名前で買う人もいる。

それを否定するのは失礼でしかない。

相手から買い目を尋ねられない限り、こちらから披露しないようにしている。

あの人の知識に引っ張られちゃったと変な恨みを買いたくないからだ。

投資と人生は自己責任である。

 

これに関連する話で、1つエピソードがある。

10年以上前、高校時代の同級生が競馬を教えてほしいということで、中山競馬場に行くことになった。

新聞を見ながら好きなように買った方がいいよと伝えた。

ところが、「お前と同じ買い目にするわ」としか言わず、最初から最後までそれを貫いていた。

競馬における投資信託状態で、当時相当なプレッシャーがかかったのを覚えている。

不思議なもので、そういう時はちゃんと勝つのだから、自分は幸運だと思った。

とはいえ、「何が面白いのだろうか」と言葉にこそしなかったが、自主的に買い目をチョイスする醍醐味があることを伝えきれなかった当時の自分はまだまだだった。

注意③相手の考えを尊重する

何も知らない人は、知らないことを最強の武器と捉えているフシがある。

ゆえに、知らないことをいいことに好き勝手なことを言いがちだ。

その中には偏見に満ちたものもあり、いちいち修正するのも面倒になる。

ありがちなのは、100円単位で競馬を楽しむことに対し、ケチだ所帯じみてるだ、色々否定すること。

1万円単位で勝負したいならカジノにでも行けばいい。

賭け金に対してごちゃごちゃ言う人間は、競馬をギャンブルと捉えやすい。

競馬はもちろんギャンブルの要素もあるが、複合的な要素があるからハマっていく。

自分は一切理解できないが、矢崎滋みたいに全通り買いで楽しむのも1つの考え方である。

儲けたい!よりも当てたい!という意識が強い人は、豆買いに対して何も思わない。

当てたい!という人は薄く広く賭けることに対して躊躇がない。

儲けたい!という人が見れば、いかにコスパが悪く、バカげたやり方なのだろうと批判したくなるだろう。

これらの考えを否定せず、尊重することが本当に重要である。

仮に矢崎滋と競馬を見に行くことになっても、心の中では呆れながらも、ジャーナリストとして接し、ブログのネタにしようとするだろう。

 

相手を否定しないという考え方は、あるお笑いライブを見に行った時から存在する。

アミーパークというお笑い事務所があり、その事務所がライブをやっていた。

まだ本田圭佑の物まねではなく、アメリカンキャラでネタをやっていたじゅんいちダビットソンのネタも見た。

元々そのお笑いライブは、地方競馬の楽しみ方を教えていただいた師匠のような方に誘ってもらった。

そのお笑いライブを見ていた時、1人の女性芸人が登場した。

名前は忘れたが、面白くもつまらなくもなく、いかにもなネタをするような方で、なんだかなぁとついつい思ってしまった。

色々と感想を言っていく中で、あの女性芸人はどうなのかと話したところ、その方がとても悲しい顔をした。

以降、事あるごとにこの時の話題が出てくるようになり、相当根に持っていることは明らかだった。

この師匠的な方は中央開催は東京競馬場、地方開催は大井、川崎、浦和のいずれかに来ている人で、特に地方開催では「田倉の予想」という予想屋の前にいた。

中央と地方は同じ競馬でありながら、種目が全く異なるというスタンスなのだが、そのスタンスにさせてくれたのもその方である。

競馬初心者がいきなり地方競馬を知ろうとし、地方競馬の馬主や調教師などの思惑を聞かされたら競馬が嫌いになると思う。

八百長があったとして、その八百長を読み切るのが1つのゲームではないかと思っている自分もどうかしている。

本気を出す、手を抜く、これを読んで馬券を獲る快感を、その方に教えてもらった。

その方が好きだった女性芸人の芸風を否定したことは、「最後まで」尾を引くことになる。

最後までとしたのは、その方はもうこの世にいないからである。

年齢こそさほど離れていなかったが、毎日のようにストロング缶を飲み、晩年は酔っ払いすぎて階段で派手に転ぶなど色々なことがあった。

Twitterも更新されなくなり、どの地方競馬でも見かけなくなった。

誰も連絡が取れないという状態になり、唯一連絡先を知っていた人物が、公にこそしなかったが、もうこの世にはいないことを示唆していた。

この時の経験があるから、自分は他人の買い目を否定することはよほどのことがない限り、できない。

 

田倉の予想は2022年の年末をもって現場から退いた。

1000円札を田倉さんに渡す時の緊張感は今でも覚えている。

立て板に水とはまさにこのことで、スラスラと色々な情報をまくし立てていく。

その中で本紙を渡し、予想が書かれた紙片を配る。

その邪魔にならないように間を見てお金を渡して本紙をもらうというのは、意外と緊張する。

田倉の予想がなければ、自分がここまで地方競馬も愛する状況にはならなかったかもしれない。

今月、競馬こそ好きだが、地方競馬にほとんど行かない知り合いの女性を連れて南関東の競馬場に行く。

そこには田倉の予想もいなければ、師匠的な人もいない。

あの時の思い出を胸に秘め、今回ご紹介した3つの注意点を守りつつ、エスコートすることだろう。


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