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立浪監督が現役時代唯一退場になった試合を思い出してみる


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www.daily.co.jp

味をしめて立浪監督ネタを書いているように思われても仕方がないくらいの連投だが、デイリースポーツの記者はたった1回の退場を随分矮小化しているなと思ったので書こうと思った。

ちなみに退場自体は悪いと思っていないが、たった1回の退場がどえらい事件になったからである。

なぜ立浪監督の退場のことをはっきりと覚えているかといえば、その試合が横浜戦だったからだ。

令和だと白井一行氏が審判として悪名を轟かせているが、2000年代はその役割を橘髙淳氏が務めていた。

とにかくトラブルがあれば橘髙審判がいる、自分が野球を見ていた時はそんなイメージだった。

Wikipediaにトラブル一覧がまとめられているが、佐々木朗希と白井審判のいざこざなんか可愛すぎるくらい。

昨シーズンまでよく定年になるまで働けたなと思うくらい、大きなトラブルが多い。

 

立浪監督が唯一退場になったのは、内角の球をボールだろうと思って見送ったらストライクだったという、ありがちなもの。

それでカチンときて球審だった橘髙氏の胸を小突いて退場、ここで終わっていれば良かった。

これによりキレたのが当時中日の監督だった星野仙一氏で、退場を宣告して間もなく橘髙氏にタックル。

橘髙氏を中心にもみくちゃになると、現在中日でコーチを行い、当時は選手だった大西崇之氏が橘髙氏の身体にパンチ。

橘髙氏は肋骨を骨折し、この様子をみた一般人が傷害罪で刑事告発をする事態となり、結果的に起訴猶予に。

起訴猶予はほぼクロだが、情状酌量などの事情で不起訴にしただけというやつで、橘髙氏が被害届を出していたらどうなっていたかわからない。

横浜戦での話題なので、当時何度もオンエアーされ、その様子が何回もリプレイされたからその光景は記憶に残っている。

確かに温厚なのかもしれないが、キレた1回で前歴がついたら、そのことをデイリースポーツの記者は書かないといけないだろう。

スポーツジャーナリズムが未熟な状況であり、嫌なら出入り禁止という弱みを握られた中で仕事をするマスコミには書きたくても書けないかもしれないが。

 

http://sorepena.sakura.ne.jp/_001/backnumber/s2002/text/kittaka.html

上記のページは当時の退場について詳しく書かれたページだが、この時、立浪監督は橘髙氏に「文句を言うな、この二流!」と言われたと書かれている。

橘髙氏も実はプロ野球選手だったが、一軍は1打席も立っていなかったのに、のちに二塁打のプロ野球記録を作る選手に暴言を吐いてしまう。

立浪監督はそりゃ怒るだろうし、ケンカを売られたわけだからカッとなるのも無理はない。

もし令和においてこのセリフを誰かに吐いても同じことになるだろう。

星野監督は翌年に退任し、すぐに阪神の監督を務めるのはあまりにも有名だが、この事件は色んなものを含んだ事件だったのだなと、改めて振り返るとそう感じる。

立浪監督の立場からすれば、プライドを傷つけられ、審判の態度も当時いいとは言えなかったわけで、カッとなったのは無理もない。

 

もしも令和に起きていたら、どうなっていただろうか。

当時ですら無関係の一般人が刑事告訴をするぐらいだから、SNSでの盛り上がりは相当なものだっただろうし、迷惑系YouTuberが散々話題にしたり、実力行使をしたりしたはずである。

星野仙一氏は楽天で悲願の日本一を果たし、立浪・大西両名は現在古巣中日で監督・コーチを務めているが、令和で同じことをしたら再起できただろうか。

島田紳助が2004年に女性マネージャーを暴行し略式起訴を受けたが、半年程度で復帰している。

令和で同じことをすれば島田紳助は少なくとも半年では復帰できていないだろう。

よく今のSNSが悪く言われるが、SNSがなかったためにそれこそ矮小化されてしまっている事件は山ほどある。

田代まさしが「ミニにタコができる」とダジャレを言いたくてスカートの中を盗撮したという事件があったが、復帰は早く、めちゃイケでパロディまで行った。

令和で同じことをしたらアハハでは済まされない。

立浪監督がごみ箱を蹴り上げたシーンがSNSで盛り上がるのは本来当然で、昭和平成ならみのもんたのナレーションで笑い話にできたが、もうそんな時代ではない。

 

立浪監督からすれば橘髙氏にこの二流!と言われたことくらい、日ハムにトリックプレーを決められたことが腹立たしかったということだろう。

その気持ちはよく分かるし、多くのファンも同じ気持ちのはずだ。

物に当たるのが嫌いな人からすれば立浪監督の行為は許しがたく不愉快なのも理解できる。

内に秘めた闘志を持っているからこそあれだけの結果を現役時代に残せたのも間違いない。

それが表に出てしまうと京田陽太に戦う顔をしていないと言い放つようなことになる。

京田陽太は横浜の立派な戦力になり、しかも細川も中日で立派な戦力になっているので、個人的にはどんどん秘めた闘志を表に出していただけれたらと思う。


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