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ALPS処理水問題と夫婦喧嘩の共通点


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www.env.go.jp

汚染水を処理した「ALPS処理水」を海に流すことになり、なぜ流すのか、いや、流したって問題はないだろうと騒ぎになっている。

科学的には放出しても問題はないようだが、「科学的」というのが厄介である。

都合のいい時だけ科学的という言葉で説得しようとしていないかとついつい思ってしまう。

どんな場面でも科学的という言葉で説得しているのであれば構わないが、時に科学的な部分からかけ離れたことをするときもある。

新型コロナウイルスの対策だって、科学的なアプローチを徹頭徹尾行っているかという話で、結局、事前に用意した誰かにとって都合のいい筋書きに物事は動くのである。

 

今回の処理水の件で感じたのは、男女のもつれ、夫婦喧嘩に似ていると感じた。

正しいか正しくないかで決めようとする人、気分を害した害さないで対抗しようとする人。

男だから女だからとあえて特定はしないが、得てして論理的な意見と感情的な意見は折り合いを欠く。

折り合いを欠けば、人間は簡単に殴り合いができ、相手の人生を破滅させることができる。

妥協や打算、計算などをするから人は戦いを避け、生き延びられる。

科学的に処理水の海洋放出は問題ない!という意見、危険な物質が入った水を流すなんてありえない!という意見。

こんなものはディベートしたって意味がなく、答えは出ない。

科学的な答えは出るが、論理的な意見を主張する人と感情的な意見を主張する人が和解する最適解は恐らく存在しない。

あとは殴り合いで解決するしかなく、金で屈服させるとか弱みを握るとかしないと解決しない。

しかも、その解決は一時的なもので、死なばもろともの精神で火だるまで相手に抱き着き、互いに燃え尽きて地獄に引きずり込もうとする人だっているだろう。

 

だからこそ、誠意を最大限に尽くして交渉を行うことが求められると言える。

やることをやっても、なお喚くのであれば、切り捨てられるのは致し方ない。

そもそも科学的な結論は出ているのだから。

科学的な結論をひっくり返すだけの根拠があるのかという話になる。

なぜヒステリーを起こす人がいるかといえば、もうそれしかやることがないからだ。

無理やりでも折り合いをつけさせるための最終手段、秘密兵器である。

その最終手段も多用すれば、効力を失い、切り捨てられる。

秘密兵器はここぞで使わないと効力を発揮しない。

ヒステリーで無理やり折り合いをつけられるのは回数が限られる。

ヒステリーに関してはあくまで物のたとえであり、処理水を海洋放出する件で不安な気持ちになる人がいることはとても理解できるし、その心情はよくわかる。

ただ研究などで現状の結論を覆すしかなく、それに期待するのは酷と言える。

 

日本は感情的な意見が世論を左右しやすい傾向にあるからこそ、説明は尽くすべきだったように思う。

本当に説明をし尽くしたのだろうか。

説明をし尽くした上でのこの状況ならいいのだが。

夫婦喧嘩も日々のコミュニケーション不足が大きく影響する。

感情的な意見に耳を傾け、最大限譲歩して折り合いをつけていく作業は必要である。

人間は折り合いを欠いたら簡単に人を殴れてしまう。

今は折り合いをつけてる人も、折り合いを欠く行為をされた瞬間に喧嘩を吹っ掛ける人だっているはずだ。

戦争を仕掛けるならば絶対に勝つ自信と根拠がないといけない。

それもなく、面倒だからと説明を放棄すれば、不毛な戦いが至る所で永遠と行われるだろう。

答えが出ているからこそ、説明をし尽くすことが大切なのだ。


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