かまってちゃんの由来を調べようとしたら神聖かまってちゃんが出てくるのは仕方ないことである。
もちろん、タイトルは神聖かまってちゃんと一切関係はない。
他人にかまってもらいたい「かまってちゃん」に関する記事である。
身の回りにも「かまってちゃん」がいるし、世間にも「かまってちゃん」は多い。
こうした人たちを見る中で、基本的に他人を侮辱している人たちなんだろうという思いが強くなった。
その典型例は茂木健一郎だろう。
元々はプロフェッショナル仕事の流儀でMCを務めていたが、2010年に降板となっている。
その前に所得税の申告漏れの一件があった。
Wikipediaを見る限り、むしろ税務署は何も言わなかったのかと不思議に思うくらい巨額の申告漏れである。
だからプロフェッショナル仕事の流儀に茂木健一郎が出ていたことを知る人はどれだけいるだろうかと素朴な疑問が芽生えた。
茂木健一郎のSNSのやり取りを見る限りは単なる「かまってちゃん」ではないかと思ってしまう。
かまってちゃんは基本的に謝れず、被害者ムーブをしようとする。
被害者のポジションを与えられたら喜び勇んでそのポジションに居座る。
アハ体験などでテレビに出ていた時は強者だったが、申告漏れ以降はそうではない。
それこそSNSでアハ体験をしてSNSで暮らす人になったのだろう。
茂木健一郎の言動は「かまってちゃん」というフィルターで見れば、いかにも茂木健一郎らしいなと思える。
坂口杏里もこの手のタイプだが、侮蔑なのか不安なのか、恐れなのか、そのあたりは微妙なところだろう。
元夫が雑誌のインタビューで答えているものを読む限り、睡眠薬断ちを本腰入れて取り組まないと、どっちに転んでも地獄を見ることになってしまう。
精神的に不安を抱えやすい人は被害者意識を持ちやすく、被害者のポジションをとにかく死守しようとする。
本来人間関係ではマウントをとろうとする人が多いが、寝技に持ち込むのがかまってちゃんであり、被害者意識の強い人間である。
だから、攻められれば攻められるほどとっても嬉しいのだ。
茂木健一郎も坂口杏里も、何かと挑発的な言動や突っ込みたくなる行動が多いのはそういうことだろう。
私の父親もかまってちゃんで、1人でいる時は静かにテレビを見ていると誰かが来るとリアクションが大きくなる。
「あぁかまってほしいんだなぁ」と思うのだが、自分が欲しいリアクションや同意をしないと急激に不機嫌に。
時折「俺はいつも損な役回りをしている」とグチをこぼすが、ある種の被害者ムーブである。
若い時は意見の対立で言い合いになることが非常に多かったが、この時に気づいたのが、意見が正しいか正しくないか、父親にはどうでもいいということだった。
要は、俺の意見にさえ同意してくれればそれでいい、俺を認めろということ。
だから、否定せずにあたかも本心かのように承認してあげればおとなしくなる。
被害者のポジションを与えない、これが一番の対策になる。
他人に虐げられたかどうかでしか考えておらず、テレビの感想やニュースへの意見は彼の本心ではどうでもいい。
そういう行動パターンだと分かれば、最大限何も話さないのが平和である。
坂口杏里の元夫が離婚して距離を置いたのは、とても正しいことである。
恐らくこのまま支えようとしたら、どちらかは逮捕されるだろう。
元夫は格闘家だから、格闘家がDVで逮捕された的なストーリーを作られたらたまったものではない。
私の父親の話をもう1つすると、父親はとてもわがままで、自分の思った通りにならないと不機嫌になる。
自分が強く不機嫌になり、大声で喚き、強めに怒りを振りまけば周りが自分に従ってくれることをわかっている。
意に従ってもらえなかったことを何年も何十年も言い続けるので、こうなると介護の気持ちになってくる。
こういう時は、従ってあげるのが一番平和である。
従えばそこで納得してくれるので、仮にうまくいこうが、失敗しようが、周囲に当たり散らすことはない。
従わないと未来永劫納得せず、失敗しようものなら死ぬまで一生許さない勢いになる。
どちらが得か、明らかだろう。
楽といえば楽で、気が済むまでどうぞどうぞ、お父様、お気は済みましたか?ぐらいに思った方がお互いに平和なのだ。
自分の場合は父親だが、他の人は母親だろうし、上司だろうし、奥さんだろうし、誰しもが経験することだ。
かまってちゃんは他人を心から侮辱しているのだから、こちらもそんな感じで問題ない。
ただあからさまな侮辱の態度は相手に被害者ムーブを許し、甘えを与えているに過ぎない。
「茂木!手のひら返しはみっともないぞ!」なんて紛いのないド正論はダメ。
「はいはい、茂木ちゃんえらいえらい!」をいかにマイルドに表現できるか。
すべてはこれにかかっている。
明らかなおべっかはこの手の人はわかるので、「いやぁ、考え方って柔軟な方がいいんですね!」と言えば相手がベラベラベラベラ話し出すだろう。
心の中で「素直に間違っていたことを認めろや、アハ野郎」と思っていても言えば、嬉々として被害者のポジションに立たれてしまい、気持ちよく被害者アピールを始める。
まぁこれも性癖なのだ。
そんな感じで、色んな人の言動を冷静に見ていくと、省エネ的な生き方になっていく。
損得で考えて生きた方がいいに決まっている。
それが色んな人と出会う中で至った1つの結論だ。