ジャニーズ事務所が今の状況でも忖度されるというのは、2回目の記者会見でも明らかである。
たとえ外資系コンサル会社であっても、ジャニーズ事務所に忖度せざるを得なかった。
両者の言い分を信じればそんなことになる。
ジャニーズ事務所に限ったことではないが、周囲には「忖度されやすい人」が多く存在する。
忖度されやすい人は基本的に面倒な人だ。
小姑一人は鬼千匹に向かうということわざがあるが、旦那の兄弟姉妹は1人でも鬼千匹のように扱いにくく、面倒くさいところから来ている。
メリー喜多川の振る舞いを見ていると鬼千匹では済まない。
鬼100万匹ぐらいの扱いにくさがあったから、多くのメディア関係者がひれ伏せてきた。
忖度は良くない、これ自体は今に始まったことではない。
しかし、忖度をさせることは犯罪なのかと言われれば全く犯罪ではない。
そこが「鬼千匹」の狡猾なところである。
現代にも多くの桃太郎がいればいいのだが、残念ながら桃太郎は少なく、しかも非力だ。
鬼同士の戦いの中で、民衆は鬼に憧れを抱いて現実逃避をするしかない。
鬼は人間にとって害毒でしかないはずだが、それを主張すれば鬼千匹に囲まれる。
だったら目立たず、何も言わず、鬼に略奪されても笑顔でい続けることが1日でも長生きするという点で正しいと言える。
ジャニーズ事務所はまだ鬼千匹がいると思えば、そう簡単には体質改善は難しいように感じる。
今まで忖度されてきた人が、いきなりノー忖度のフィールドに入るのはなかなかきつい。
人は易きに流れると言われるが、今まで通りの態度をどうしてもしたくなる。
ジュリー喜多川も、病気などもあって、そんなニコニコと接することができるわけではない。
本人は普通に振る舞っても、周囲が過剰に反応するかもしれないし、病気もあるのでより繊細に感じる部分もあるかもしれない。
その状況では忖度されるのも仕方がない。
この点を理解しておかないと、今後も同じようなことが起こり続けるだろう。
人間の体ですらダイエットには時間がかかるし、急激なダイエットはリバウンドにつながる。
企業の体質もそんなものではないだろうか。
ジャニーズ事務所が天然で行うボケを飽きることなく突っ込んでいく、これしかないように思う。
相方のボケを放置し始めたらコンビは解散してしまう。
忖度はボケを放置することで起きる。
どんなことでも突っ込み続ける、そりゃいつかはマンネリもあるだろう。
そのマンネリを越えれば、また面白い時期がある。
本当にジャニー喜多川の性加害問題を何とかしたいと言う人は、しつこくてもいいから言い続けることだろう。
飽きられたからはい終わり!その歴史が忖度の歴史とつながっている。
何事も飽きずにコツコツと続ける、それが大事なのだ。