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伊藤匠七段の持将棋作戦・打牌批判に色々思うこと


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aroaukun.hatenablog.com

Twitterで盛り上がるワードはたいていネットで検索されるので、きっとアクセスされるんだろうなと思った。

自分は打牌批判できるほど麻雀を知らない。

ゲームなどで遊ぶ分にはいくらでもできるが、人様に見せるものではない。

それは将棋もそうだ。

先日棋王戦第1局で伊藤匠七段が持将棋に持ち込むような将棋を行い、目論見通り持将棋に持ち込んでいた。

本人曰く最初から狙っていたわけではないが、うまくその流れになったということだろう。

この伊藤匠七段の持将棋に持ち込むやり方に批判が出ているらしい。

個人的には、将棋の可能性を狭める発言を吐いていることへの自覚がない将棋好きが多いんだなと思う。

オセロは「このやり方なら絶対に負けない」というものがあるが、将棋には存在しない。

これだけAIが発達し、想像を絶する対局をAI同士で行いながらもいまだに最適解が見えない。

その中で先手が有利とされ、藤井聡太八冠が得意とする戦法に対し、持将棋に持ち込めることを示した。

先手有利かと思いきや、実は持将棋に持ち込まれてしまうかもしれない、その可能性を伊藤匠七段は突き付けたのである。

もしかすると伊藤匠七段が編み出した戦法には穴があるかもしれない。

しかし、今の状態は少なくとも穴があると判断されておらず、踏み出しにくくなる。

藤井聡太八冠からすれば厄介な状況である。

様々な可能性が生まれるかもしれないのに、それを人間が潰してどうするのかと不思議に思う。

将棋の棋士はどなたも好奇心旺盛であり、新たな可能性に真剣である。

それらのことを自慰行為だと切り捨てるのであれば、アマチュアの将棋ばかりを見ていればいいと吐き捨てたい気持ちに駆られる。

 

あと、麻雀プロたちが自分は打牌批判をされてもいいとつぶやいているのは、危険な兆候だと思う。

麻雀プロたちは自分らが犬笛を吹いていることを理解しているのだろうか。

言いたいことはもちろんわかるし、真意もよくよく理解している。

しかし、打牌批判をする人間は、自分が絶対に不利にならない側に立って叩くことでエクスタシーを感じたい人間なのだ。

私をオカズにしてね!と宣言するのとさほど変わらない。

グラビアアイドルで、私をオカズにしてね!と宣言する人もいるだろうが、あからさまには言わない。

「自分が絶対に不利にならない側に立って叩くことでエクスタシーを感じたい人間」はあからさまに多い。

そんな人らにオカズを提供するなんて、普通は変態である。

変態同士で折り合いがついているのなら別に構わない。

でも、全員が全員そうではない。

その想像力がない時点で、いつか間違いを犯し、不本意な理由で活動を自粛することになっても不思議ではない。

それでやむなし、覚悟はできてるというのであれば、いいのだが。


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