日本は島国であり、200年以上鎖国をしていた状態から、鎖国が解禁されてまだ200年も経っていない。
少し前までいかに外国人観光客を集めるかが課題にもなっていた。
今は経済界が望んでいたインバウンド客フィーバーの時代。
チャンスとばかりに商売する人もいるが、根底にあるのは、よそ者は嫌だなぁという意識である。
日本人ですら、都会の人間が田舎に行って苦労する状況。
コミュニティ外の人に対する視線は、宇宙人を見るようなものであり、「日本は外国人嫌い」というのはある種そうなのだが、「日本人はよそ者嫌い」と考えた方がいいように思う。
むしろよそ者が好きな人はどれだけいるものだろうか。
実際には「日本は外国人嫌い」という言葉では発言しておらず、中国、日本、ロシア、インドを主語にし、外国人嫌いと称した。
そもそも中国やインドはあれだけの人口がいるんだから移民の必要はあるの?という疑問もあるが。
大統領選挙を控え、色々な思惑はあるのだろう。
よそ者が限界集落に大挙押し寄せて暮らし始めて財政が持ち直しても、既存の住民が喜ぶものなのかは気になる。
移民を呼ぶのは、人手不足の産業に入ってもらってカバーしてもらう意味合いもあるので、それでどうなのよと。
そういう意味では、どの方向性で進むべきか、いよいよ決めるべき時を迎えたのではないかと思う。