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選挙カーと戸別訪問の是非と選挙=おままごと問題


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統一地方選があり、自分が住む自治体でも行われるので期日前投票を済ませてきた。

期日前投票の方が断然便利だし、ヤボ用で外出した際に帰りに会場に寄って投票を済ませるのがスマートである。

こういう選挙の時期になると必ず出てくるのが選挙カーの問題である。

選挙カーがうるさい、邪魔だ、不愉快だとこの時期はTwitterをはじめ、SNS上が盛り上がる。

うるさいと思ったのは私だけ?という、卑下しているようで実は多数派を確信した表現もチラホラ飛び交うようになる。

選挙カーを忌み嫌い、選挙の活動ができる時間をもっと短くしろ!音量を下げろ!などいかにも感情論な意見も目に付く。

 

過去に選挙カーと投票の関係性を調べた研究があり、多くの人が選挙カーを忌み嫌うにもかかわらず、選挙カーが通った場所の近くに住む住民からの投票数が良かったそうだ。

確かに嫌われるが、投票につながりやすいのも事実である。

多くの人に知ってほしいツールとして選挙カーは必要なのだ。

もう1つポイントになるのが戸別訪問が禁止されている点。

1つ1つの家を回って、誰々をよろしくお願いしますと言って回るのが戸別訪問。

現状、戸別訪問は禁止されており、この手は使えないことになっている。

あの人に来てもらったもんなぁという理由だけで投票してしまう人は多いだろう。

選挙カーよりも戸別訪問の方がより効果的なのは間違いない。

 

しかし、戸別訪問は相当うっとうしい。

まず候補者がいきなりやってきて、投票をお願いしますと頼まれても迷惑である。

自分だったらそんなやつに入れないし、選挙カーより嫌である。

あと、現役の政治家や政治家候補の皆さんは総じて声が大きい。

マンションにそんな人たちがやってきて大きな声で挨拶をされても腹立たしさが出てくる。

選挙カーがうっとうしい、うるさい、迷惑と思うのはたかだか10秒前後のことだ。

しかし、戸別訪問は時に結構な時間、デリカシーのない食い扶持を守ろうとするおっさんが周辺にいる。

まして戸別訪問の効果はおそらく選挙カーよりもあるだろうから、必死に取り組むだろう。

それを考えると、選挙カーの方がマシではないかと思える。

 

選挙カーも戸別訪問もいらない!そもそも政治には興味がないしどうでもいい!という人も結構いる。

好きに決めてくれ!興味がない!ぐらいならまだいい。

理屈も道理もわかっているけれど、嫌なものは嫌だ!と考える人が一番タチが悪い。

この手の人に何を言っても意味がないどころか、どれだけ諭しても、「上から目線で説教を垂れ流す馬鹿野郎」にしか思われない。

あとは嫌なものは嫌だ!としか言えないくらい、余裕を作り出せない状況にある人という見方もできる。

子育てで必死に生きるお母さんに、選挙公報やネットでの選挙活動を見て投票行動を決めなさいと言ったところで、そんな余裕はないと一蹴されるし、それが自然な反応である。

また、「こいつが大層なことを言っても、お前1人じゃ何にもできないじゃん」という考えで選挙を見る人もいる。

自治体の市区町村の議会選レベルで、国の問題点を指摘しても、なんじゃそりゃとしか思われない。

有権者に見透かされ、感情的な反応に説教で返し、これは法律で決まっていることだと開き直っていれば、どんどん有権者は冷めていく。

 

あと選挙が合法的に好き勝手な振る舞いができるツールになりつつある。

YouTuberたちがいくらかのお金をためて、好き勝手なパフォーマンスを行い、興味を持ってもらうためのツールになっている。

時にその戦略がヒットすることはガーシーで証明された。

さすがにYouTubeのみの選挙活動の効果は国政選挙に限られるだろうが。

感情に訴える手は本当に効果的で、期待感こそ高まるが、実際はやってる感を醸し出すので精いっぱいである。

選挙公報などで政策を吟味して投票するなんて人は相当な少数派になろうとしている。

 

結局、学校で選挙の大切さを教えていくことが大事ではないだろうか。

生徒会選挙もそうだが、どこか儀式的な部分がある。

本来は生徒が掲げる公約を、学校側は官僚組織の一員として全力で実現させないといけない。

しょうもない例だが、水着審査などミスコンを開催することを掲げるとする。

明らかなセクハラで、教育的な場所でありえないことだが、当選した以上、学校側はこれを認め、協力しないといけない。

選挙というのは、こいつに好きにさせたら大変なことになるぞ!と思った人たちが真剣に吟味し、マシな方を選ぶためにある。

何も、最高の1人を選ぶ必要はなく、妥協に次ぐ妥協で決めたっていいのだ。

真剣に選ばないと1年間めちゃくちゃなことになるぞ!と生徒に思わせないといけない。

儀式的にしているから先生も生徒も適当になる。

危機感を持たせ、真剣に吟味させるようなことをしないと人は成長しない。

人間は痛い目を見なければわかろうとしないものだ。

 

自分は生徒会選挙に選挙管理委員として何回か参加したことがあるが、基本的に生ぬるい。

投票数を公開しない、先生が信任を強要するなど、興ざめする光景を見てきた。

それもこれも、生徒会選挙は単なる儀式であり、おままごとの延長線上であると先生も生徒も思っているからだ。

何事も習慣が大事であって、子どもの時から選挙=おままごとみたいに感じていたら、そりゃ興味なんか持たないだろう。

本当に政治に興味を持ってもらいたいのであれば、小学校の時からその仕組みを学ばせることだ。

諸外国では実際にある複数の政党が学校に赴いて、演説を行い、学校内で模擬選挙を行うというケースもあるが、これだと時間がかかる。

生徒会会長になったら給食でコメは出させません!体育祭や文化祭、修学旅行など学校行事はすべて廃止します!などめちゃくちゃな公約を掲げ、万が一当選させた場合にどえらい青春を送らざるを得なくなるような経験をさせた方が選挙の大切さがわかる。

もちろん、そのためには先生は生徒会長を支える官僚に徹しないといけないのだが。

とにかく、選挙にマジメに取り組まないとどえらいことになるぞ!と思わせる必要がある。

学校行事の全廃止が仮に行われたら、あなたはどう感じるだろうか。

自分には関係ない、そんなことは言えなくなるように思う。

本来、選挙はおままごとではない。

そして、自分の人生や将来に大きな影響を与える大事な場である。

 

投票に行こう!選挙に関心を持とう!そんな掛け声では生ぬるい。

ガーシーに投票した奴は猛省しろ!、そんなことを言われる筋合いはない。

そもそも誰に投票しようと自由なのだ。

選挙というものは実はとても面白い。

ゲーム的に参加し、投票したっていいのだ。

こうなったら、おままごとならおままごとらしく、選挙を楽しむ方策を考えないといけない。

楽しく参加する中でどこかで目覚めるものだ。

議席数を完璧に当てたら100万円みたいな企画はできないものだろうか。

選挙をいかに楽しむか、おもちゃにできるかを考えた方がいいように思う。

大真面目に考えてうまくいくならな~んも苦労なんかしないのだから。


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