日常生活において、この人は面倒くさいから避けようと、実際に避けた人が大多数だろう。
挨拶するのが面倒だから気付かなかったふりをしようとか、誰しもが経験している。
これ自体は断罪されるべきことかと言えばそうではない。
しかし、本人がいるのに気づかず、「挨拶するのが面倒だから気付かなかったふりをした」と他人に言いふらしていたらどんなことになるだろうか。
当人は激怒するかもしれないし、間違いなく信用を失うだろうし、その人物が周囲に、あの野郎は無礼なやつだと言いまわるかもしれない。
「そういう対応はその人だけにしてるんです!」と言えば言うほど他の人の信用も失う。
別にその人にとってのNGリストはあるだろうし、リスト化すること自体は何も悪いことではない。
この手のことはバレたらダメで、バレた瞬間、おしまいである。
NGリストがバレたことで、多くの人に様々な影響を与えた。
まずNGリストに入った6人は、ジャニーズ事務所に警戒された6人として箔がつく。
ジャーナリストとしてNGリストに入ったことを勲章のごとく、アピールできる。
OKリストに入った人たちはジャニーズ事務所の太鼓持ちもしくは甘い質問しかしてこない「子ども記者」ぐらいにしか思われていないことになる。
ニュース23のキャスターである藤森祥平アナウンサーはジャニーズ事務所からアンパイ認定された人物として今後語り継がれるだろう。
ジャーナリストとしてこんな屈辱的なことはない。
読売新聞など複数の記者もOKリスト入りしていたが、メンツを潰されたようなものだ。
一緒にされてたまるかと言わんばかり、ジャニー喜多川への問題追及を強める可能性が高い。
そうしなければ、「ジャニーズ事務所の肩を持つメディア」というレッテルを貼られる。
司会を担当した松本和也も心身の不調から長期休養、再起を誓って表に出て、この結果である。
公平にやっているなどと強弁した結果、NGリストの存在が発覚し、自らもそのリストを見ながら司会をした疑惑を持たれることになった。
酷かもしれないが、洗いざらい話した方がいいだろう。
本人が一番こんなはずでは…と思っているはずである。
井ノ原快彦にしても人の良さそうなイメージが台無しになってしまった。
ちなみに10月7日のアド街は下板橋だ。
こうなったら、街を巡り、峰竜太と薬丸裕英が鬼越トマホークのごとくケンカを行い、井ノ原快彦お得意の「落ち着いて!落ち着いて!」というギャグを披露するしかない。
そんなこと言ってる場合か!と怒られるだろうが。
NGリストの報道さえなければ、ジャニーズ事務所は恐らく同情を一手に集め、井ノ原快彦渾身の「ファインプレー」が絶賛されたことだろう。
井ノ原快彦はNGリストがあることを知り、これはダメだと言っていたにもかかわらず、「落ち着いて!落ち着いて!」と言ったことになる。
もしも本当にNGリストに対してダメ出しをし、本気でキレたとすれば、ああいうことは言えない。
しかし、紙1枚か2枚の資料でこれだけの破壊力がもたらされるとは、紙爆弾は恐ろしい。
そして、NHKの4Kカメラの性能も恐ろしい。