違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


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石橋貴明の報道と江頭2:50の件などに強く思ったこと


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先週、石橋貴明が出ている「貴ちゃんねるず」において、緊急と思われる動画が上がっていた。

たいていこういう緊急の動画は、何かの宣伝であることが多いので、「なんかイベントでもやるんだろう」ぐらいに思ってたら、食道がんであることを公表していた。

精力的に動き回っていただけに、「まさかがんだったとは…」という衝撃を受けた。

その動画は9日の昼間に非公開にされていた。

意外と間違えている人がいるけれど、文春が指摘している件は38万円の領収書でおなじみのスイートルーム飲みの一件、いわゆるタレントU氏案件ではない。

文春の記事を見る限りでは別件のことを指し、そのことは報告書を見れば書いてあるので、あえてここでは言及しない。

報告書では、B氏に対して女性社員の名前出して尋ねたところ、記憶にないと述べた一方で、「あってもおかしくない」と語っている。

第三者委員会では「番組出演者」に対してヒアリングをしようと試みるも、返答がなく質問状も返送され、電話にで協力を求められるも断られたという。

ただ、女性社員の話す内容が具体的だったことを受け、「概ね上記女性社員の供述する事実経過に沿った出来事があった可能性が高いものと判断」されている。

仮にそのような事実がなかったのであれば、早急に否定しなければ取り返しのつかない事態になることは明らかである。

たとえ、静養中だったとしても、事務所から何らかの声明は出せるはず。

本当に事実無根だったら、いの一番に出さないと事実のように広まってしまう。

現状では事務所から何かしらの声明は出されていない。

この点は、詳報を待つほかないだろう。

 

さすがに食道がんそのものがウソみたいな考えはなく、本当にがんだと思っている。

タイミングがタイミングだっただけに、こういう報道があるとそう思われやすく、がんの報道が出たタイミングで週刊女性が記事にしている。

www.jprime.jp

石橋貴明が過去に番組で見せてきたセクハラの数々は、確かに今の時代には合わない。

今回Wikipediaを見返して、1992年に番組内での性的な発言を巡り、裁判を起こされていたことを初めて知った。

示談が成立したと報道されているが、このことはあまり知られていないように感じる。

当時ですら不快に思った人はいた一方、それを不快だと表に出せた人はかなり少なかったと思う。

「見てるあんたも同罪じゃ」というキャッチコピーはパペポTVのものだが、コンプラが言われるまでは、そんな雰囲気だったように感じる。

かといって、今は「昔のことだから…」とナシにする時代でもない。

 

江頭2:50がオールスター感謝祭で永野芽郁に近づいていき、びっくりして永野芽郁が泣き出し、Tverから該当部分が消される事案があった。

このことに対し、X上では江頭2:50が擁護され、永野芽郁に批判の矛先が向いた。

ただ、年代によって反応は真逆という印象が強く、昭和平成のテレビを知る人と、「私、家にテレビがないんで!」と当たり前に言える人では当然反応は異なる。

芸歴が長い人ほど江頭2:50を擁護するが、若い人は永野芽郁を擁護する。

自分は江頭2:50がプロとしてやるべきことをやったのもわかるし、永野芽郁が泣き出すのも理解する。

こうした図式は今では珍しいのかもしれないが、10年ぐらい前まではよくある図式だった。

今回の件で、テレビがつまらなくなった要因と切り捨てるのはさすがに乱暴だと思う。

SNSが発達し、個人が意見を発信できるようになった以上、もう避けようがない。

新聞の投書からSNSへ、そんなところだろう。

テレビが面白くなくなったのではなく、あまりにも無秩序過ぎただけのこと。

ゾーニングを行い、無秩序な物が見たい人はこちら!という具合にやっていくほかない。

無料で無秩序な物が見れる時代は終わったと考えた方がいい。

そういう意味では、少なくとも今の30代40代が放送局のトップに立ち、若い世代の考えを最大限吸収して経営しないとどうしようもないように感じる。

50代より上の人が経営にタッチするなら、「責任だけ取るから自由にやれ」と部下たちに言うほかない。

テレビもラジオもつまらなくなったわけではない。

テレビとはこういうもの、ラジオとはそういうものという凝り固まった価値観、考えが今の時代に合わないだけと言える。

www.youtube.com

関西のテレビ局においてディレクターとして活躍した人物がベトナムのテレビ局で番組作りにタッチしていくドキュメンタリー。

もはやスマホでテレビを見る時代であり、昔放送されていた番組を無料で自由に見れる時代となっている。

コンテンツをいかに多くの人に見てもらうか、その着眼点に気づかされる内容だった。

面白いコンテンツを作れば多くの人に見てもらえる、それはそうだろう。

その面白いコンテンツは現状だと合法的に見るならTverなど。

そのTverでも著作権だのなんだの規制があるし、見られる期間も限られる。

強制的にCMが入り、その時間がうっとうしい。

YouTubeみたいに課金すれば外せるような仕組みを用意すればいいものを、なかなかそうはいかない。

Tverによってローカル局の番組が見られる時代になった。

それでも不十分な部分が大きい。

テレビラジオに携わる人が、これまでのことを否定するのは大変だし、やりたくないだろう。

とはいえ、過去のダメな部分を直視した上で、過去をある程度否定してみることは、今後のコンテンツ作りを考える上で避けては通れない。


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