中央馬の傾向
・2021年こそ船橋のカジノフォンテンに敗れたが、基本的に中央馬が強く、過去10年で9勝。
・圧倒的にフェブラリーステークス組が目立つ。過去10年で21頭が3着以内に入っている。
・フェブラリーステークス組21頭のうち、前走1秒以内の負けは17頭。1秒以上の大敗だった馬は前走6番人気以内、もしくはフェブラリーステークスでの実績が既にあった馬。
・別路線では交流重賞で2番人気もしくは2着以内。あとは中央の重賞での勝利。これでほとんどを網羅できる。
→該当馬はショウナンナデシコ、テイエムサウスダン。タイムフライヤーは地方競馬に転厩したため、フェブラリーステークス5着だが該当馬ではない。またショウナンナデシコは牝馬限定戦だったことを考えると、事実上テイエムサウスダンのみが該当することになる。
地方馬の傾向
・南関東重賞で1番人気1着、もしくはフェブラリーステークスで1秒以内の負け、交流重賞で2番人気以内、この3パターン。
→該当馬はタイムフライヤーのみ。そのタイムフライヤーも転厩初戦で、いきなり勝ち負けになるかは微妙なところ。
かしわ記念穴馬の傾向
・南関東重賞で1年間5戦以上無敗
・交流G1で勝利経験あり
・前年中央のダート重賞で勝利経験あり
→該当馬はソリストサンダー、テイエムサウスダン、カジノフォンテン、サンライズノヴァ。
正直な話、どの馬も狙いにくいのが正直なところ。
ソリストサンダーは今年既に4戦目で海外遠征を含んでいるのがどうか。
テイエムサウスダンはマイルは長く、フェブラリーステークスで好走したとはいえ、ちょっとのことで凡走する可能性も。
カジノフォンテンは明らかに本調子とは言い難く、鞍上が乗り替わったのがどうか。
サンライズノヴァも本調子とは言い難く、レーン騎手がどこまでやれるか。
かしわ記念2022最終的な見解
迷いに迷ったが、本命はカジノフォンテン。
こ船橋競馬の砂厚が今年春から深くなった。
これまで10センチだったものが12センチとよりパワーを必要とし、ケガしにくい状況になっている。
タイムもだいぶ遅くなり、これまでの時計はアテにならず、直近の馬場で対応したかどうかを重視したい。
カジノフォンテンはマークが厳しくなってから成績を落としたが、前走で復調気配になったと見ていい。
張田昴騎手が疾病、代打に回ってきたのが本田正重騎手。
ジャパンダートダービーで代打騎乗、見事に勝利してトップジョッキーの仲間入りを果たしたのは記憶に新しいところ。
マークはおそらく緩くなり、チャンスはあるのではないか。
前日1番人気で驚いたが、ショウナンナデシコも本命級。
マリーンカップのタイムは遅いが、これも砂の入れ替えの影響。
その環境で既にショウナンナデシコは勝利し、2着に2秒近い差をつけており、前日1番人気も納得。
正直他の馬は微妙で、砂厚12センチのパワー馬場に対応できるかどうかにかかっている。
その点、深いダートに慣れたテイエムサウスダンは善戦しそうな気がするが、いかんせん距離。
カジノフォンテンかショウナンナデシコか、ならばカジノフォンテンだろう。
ヒガシウィルウィンで見せた思い切りのある騎乗を、かしわ記念でも見せてほしい。