にわかには信じがたい噂が…みたいなツイートを見かけたのが始まりだった。
その人はアニメやマンガも好きなので、「あぁそのあたりの関係者が何か…」ぐらいの感じだった。
トレンドを見ると、つば九郎という文字がある。
トレンドで察する悪い癖というか、急に個人名が出ると、何かあったなと察するようになってしまっている。
往々にして間違いもあり、なんだ良かった…と思うことも多々ある。
正直な話、その時点で思ったのは、つば九郎の中の人が実はオンカジで…とか、実は精神疾患で…とか、そういうものだった。
まさか亡くなっているとは。
フジテレビの記者会見をついこないだいじっていたのに。
しかも、CBCと思われる画面のスクショの情報だけしか出てこない。
すぐに続報を出せばいいものを、なかなか続報を出さず、番組は終わった。
その後、一斉に報道されるが、公式発表を待たずして報道したCBCの罪は相当重い。
百歩譲り、この芸人が事情聴取されましたぐらいだったら、スクープ的に報道してもまだ許される。
人の生き死にが絡むことを、いきなりスクープとして出す以上は、慎重でなければならない。
そもそもCBCは名古屋エリアのローカル局であり、TBS系列である。
ヤクルトは東京の企業で、フジサンケイ系列である。
例えば、今回の件を、フジテレビのイットなどが速報として報道する分にはまだ関連性もあって、どうにか理解できる。
なぜCBCがそれを流したのか。
一説には情報解禁を勘違いした説があるが、人の生き死にに関する勘違いは致命的なミスである。
念には念を入れて確認しなかったのであれば、今後同じミスをしないよう、検証すべきだと思う。
東海ラジオの早朝の番組でアナウンサーが、強い口調でCBCの対応を批判したのも当然である。
ドアラ関連で同じことを、仮に別エリアの局がやったら、名古屋の人は大激怒するだろうし、当然である。
チャント!は若狭アナがMCを務めていて、この人はスポーツアナウンサーとしても有名。
つば九郎がどういう存在か、ものすごくわかっていたはずである。
野球が大好きな人なら、どれだけつば九郎が偉大で、親近感のあるキャラだったか。
何よりつば九郎「担当者」というテロップが火に油を注いでいる。
つば九郎は少なくとも90年代までは軽い扱いを受けていたように思う。
90年代にあった映画「ヒーローインタビュー」において、ヤクルトが舞台となり、つば九郎も出演している。
ちなみに主演は鈴木保奈美と真田広之。
フジ系の映画で、当時ベイスターズも資本関係にあったため、なんとベイスターズも実名で出てくる。
真田広之の超出世ぶり、いかにもフジっぽいやり口を含め、今では考えられない。
その映画の中でいしだ壱成がつば九郎の中に入っている描写があった。
現在「まどか26歳、研修医やってます!」というドラマがやっており、主役の芳根京子が横浜ファンの設定で、中畑清なども出演し、デスターシャなども披露されている。
もしスターマンの中に、さらば青春の光の森田演じる橋口が入っているみたいな演出をやったら、どえらい炎上になるだろう。
分かりやすいところではミッキーマウスの…、これぐらいにしておこう。
ヒーローインタビューとは別に、関口宏の東京フレンドパーク2でヤクルトの優勝メンバーが参戦した際、つば九郎の中身が当時の野村克也監督だったというのもあった。
万が一、東京フレンドパークが復活し、横浜のメンバーが出演したとして、スターマンの中から三浦大輔が出てきたら…それは面白いか。でも、ダメだろう。
記事を読む限り、2000年代中盤からキャラを作り始め、2010年代に花開き、現在に至る。
90年代までは単なるマスコットだったかもしれない。
それが今ではプロ野球界を代表するといっていいマスコットに大きく成長した。
もはやレジェンドである。
CBCのやったことは、あまりにも配慮に欠けていた。
今回の件は検証すべきだろう。
東海テレビは「セシウムさん」問題で致命的なミスを犯したが、その後、色々改めて、後番組が先日放送3000回を迎えている。
関西テレビもあるある大辞典でやらかしたが、その時の反省もあり、自局に関連する不祥事などに敏感で、現在関西テレビの社長を務める大多亮の記者会見にも率先して参加した。
今回の件を重く受け止め、もう二度と同じ失態を演じないようにしてほしい。
テロップだけ出して、詳細を報道しない、それは報道機関の振る舞いではない。
小島瑠璃子の夫が自死したニュースをフジテレビがスクープしたが、その時点で報道できることを伝えていた。
これですら速報する意味があったのか微妙だったが、もしテロップで出したなら覚悟を決めてやるべきだっただろう。
CBCに対して激しい怒りを覚える人がいても、何ら不思議ではないし、真正面から受け止めないと、信用を失うはずだ。
横並びであれ!ということではない。
人の生き死にに関することで、なぜ慎重に慎重を期して対応をできなかったのか。
そこである。