マックスで87キロだった体重が、ついに69キロを切ろうかというところに来た。
数か月で20キロ近く痩せればそれはもう激やせの領域であり、ゴリゴリ糖尿病の数値だった血糖値などが正常値になった。
目の中もきれいで腎臓も申し分なく、これを維持できればといったところ。
少し前にも書いたが、血圧が200に迫っていた中で死をも覚悟した数か月前を思えば、高校卒業後一番健康と断言できるところまで来ている。
60キロ台自体が高校以来だからだ。
家族は病気を疑い、まぁその通りなのだが、痩せないと痩せないでもっと痩せろと言われるので、まぁこんなもんでどうかと。
最近、運動後にナッツ類を食べることを解禁したこと以外は、お腹いっぱい食べない程度に食事制限をしている。
千切りキャベツとサラダチキン、豆腐バーを食べてからスパゲッティという食事をしてから病院で血糖値を計ったら結構な正常値だったので、食べ方が大事というのを実感した。
そんな中、テレビ番組を付けると、グルメ、グルメ、グルメである。
ダイエット中にグルメ番組ばかりが流され、世の女性はお怒りかもしれない。
ただ自分は、我関せずといったところ。
むしろ、この人血糖値大丈夫なんだろうかとか、糖尿病になるよそれじゃとか、心の中で思うぐらいしかない。
大食い番組なんか、体を痛めつけるような番組であり、出演者はドMなんだろうかとすら思ってしまう。
デカ盛りグルメも時折見かけるが、お腹いっぱい食べても何のいいこともないよとしか思わなくなった。
自分がお腹いっぱい食べないと気が済まない人間で、それがいかに無駄だったかを今痛感している。
人が何を食べようが、どれだけの量を食しようが、そんなものはその人の自由であり、性癖に過ぎない。
ただ個人的に、太ってて得はなかったし、痩せて色んな人に褒められたなぁとしか思わない。
あと、自分自身が食事へのこだわりがほとんどなかったというのもあるだろう。
甘いものもそうで、自分は甘いものへのこだわりが本当はなかったのに、ついつい食べていた。
お酒もそうだ。
ただただアルコールを入れていただけで、深夜に飲む酒に無意味さを時折感じていた。
必要以上に食べる、飲む、そして、パチンコなどで時間を潰すことは無意味なのだ。
と、引くものを引けずに痛い目を見て反省中の状況でこれを書いている。
まぁイライラしながら打ってもしょうがないし、自分には競馬がある。
何事もじっくりと向かい合うことが大切で、残り数分でボートレースの買い目を探してもしょうがない。
何となくお金を使いたいという衝動に駆られているだけだ。
病気をして、初めて自分の体に投資をするようになり、ようやく気付けた部分もたくさんある。
もっと将来のことを考えて生きなければならない。
そういう意味では早くに病気になったことは本当に良かったと思う。
もし病院嫌いだったら、自分はもう死んでたかもしれない。
そうではなくても、好きなことが何もできない体になっていたかもしれない。
最後の最後で自分は持ち堪えることができた。
そういう意味では、意味のあることしかやりたくない気持ちが強まっている。
仕事に全力投球したくなる人の気持ちが最近ようやくわかってきた。
と言いながらも、少ししたらまたパチンコパチスロで一喜一憂していることだろう。
天下布武4、まどマギ3、そして、6号機のマジハロは完走させるまでは意地でも打ち続けたい。
究極の無意味な夢である。