攻めたバラエティ番組は、水曜日のダウンタウンぐらい突き抜けないとなかなか支持を得られない。
結局、親が子供に見せたくない番組が大きく数字を稼ぐようになっている。
それはめちゃイケもそうだし、みなさんのおかげでしたもそうだし、得てして高視聴率番組はそんなもんだ。
最近は民放全局で「世界まる見えテレビ特捜部」状態になっている。
この手の衝撃映像を扱うデーブスペクターの会社は笑いが止まらないだろう。
デーブスペクターにダジャレを言ってもらって笑いを止めてもらうしかない。
中国などの映像が流れると、中国はダメだなぁと悦に浸る視聴者はそれなりにいそうだ。
しかし、日本でもドライブレコーダーの映像などを見る限り、人のこと言えんの?とつい思ってしまう。
前にも書いたが、対岸の火事だから笑えるものの、近所の火事は一切笑えない。
何が言いたいかと言えば、視聴者が不快になることは少なくともゴールデンタイムでは一切やりたくないという現れである。
水曜日のダウンタウンはダウンタウンという錦の御旗があったから許されただけに過ぎない。
新しいカギという番組も、本来霜降り明星など賛否が分かれそうな芸を見せる人たちが多くいるのに、やってることは人畜無害、学校へ行こう状態になっている。
その新しいカギが27時間テレビの軸になるのだから、そういう時代なのだ。
青春って最高だな!という、いかにもな雰囲気。
そういう番組を作って、純粋無垢に演じていけば数字は出るんだろう。
その価値観は昭和からさほど変わっていないようにも思うが、不変なのだろうか。
生々しさがない青春に何の魅力があるのか。
「私たちヒマさえあればヤリ倒してます」とか、「いやぁお小遣いの大半をコンドームに費やしてます!」とか言えば、自分は普通に笑う。
ゴミのような価値観を持つ自分にとって今の状況は耐えがたいものがある。
まぁそれで大いに結構と思われてやむなしなのだが。
かといって、Abemaでやってる愛のハイエナのような番組も自分は好かない。
少数派の中で多数派が形成されているような番組があんまり肌に合わないようだ。
DMMTVを見ても、そんな感じというか、どうせ一線越えないでしょ、見せられないんでしょみたいながあるので、ワクワク感がない。
以前徳井義実のチャックおろさせて〜やという番組があったが、あそこまでのぶっ飛び具合まで行ってようやくワクワクしてくる。
ガチと演出のバランスが絶妙なので、それが最高なのだが、Abemaですらそこまでにはいかない。
徳井義実のチャックおろさせて〜やは8年間放送されていないが、もう再開してもいいだろう。
地上波にもはや作為的なエロはいらないと思っている。
だからエログロの類は地上波から完全に排除してゾーニングしていい。
ゾーニングする以上は、一線を越えてもいいようなものを許容してほしい。
ほぼ全裸ポスターがあれだけ叩かれる以上、ゾーニングしていくことに異議を唱える人はいないはずである。
金を払った人だけその手のものが見れる環境になればいいわけで、金を払ったものにとやかく言うなよという感じでいい。
「無料で見られるのはグルメと世界の衝撃映像しかありません」ってことでいい。
刺激を得たい人はどうぞ有料で!まぁそんなところか。
オドハラやジョンソンの件は、絶対的な存在がいないと説得しきれず、人畜無害の企画に特化していくしかないことを示したと言える。