お笑いコンビ「なかよし」のコモリギャルソンという芸人がいる。
美容師資格を持ち、真空ジェシカのガクや水道橋博士などの髪を切る動画を、自らのYouTubeチャンネルで流している。
その中で、レギュラーとしてほぼ毎月出てくるのがトンツカタンの森本である。
最新の回で、コモリギャルソンが森本にフワちゃんの件を聞きだしている。
色々ネットニュースになっている割に視聴回数が少ない。
コモリギャルソンはソース元を示さずにコタツ記事を作る人たちに激怒した方がいい。
おこたしゃべりの記事などを含め、トンツカタン森本の話題がこのブログでやたら出してしまう。
それは自分が森本の動画をよく見るからで、タイマン森本も面白いのでぜひ見ていただきたい。
フワちゃんの件で森本も悪く言われていたが、ハガキ職人出身者特有の斜めの視点はあるものの、育ちはいいので、そりゃ悪ノリはしないだろうと思っていた。
NEWSポストセブンではAマッソ加納がフワちゃんをけしかけたことが発端のように書かれていた。
森本は後で知り、止めたものの間に合わなかったという筋立てになっているのは、そんなに間違っていないと感じた。
Aマッソ加納に関しては、大坂なおみの件で痛い目を見ていたはずなので、結果的に同じような事件をまた起こしたことになる。
今回はけしかけた側だが、ちゃんと謝罪して禊を済ませないと、大坂なおみの件と合わせて一本という状態のまま、見識を疑われつつ芸能生活を送ることになる。
大坂なおみの時は芸人として売れかけていた状態で、相当トガっていた記憶がある。
今は結婚して柔和な顔を見せる機会が非常に多くなったが、数年前は愛に飢えすぎて出会うもの全員敵のような状態だったように思う。
やす子の投稿にどないやねんと思ってしまう気持ち、フワちゃんにけしかけたくなるスタンスは、いかにも加納らしい感じがする。
ほっこりした笑いばかりを作ってきた芸人ならいざ知らず。
フワちゃんはフワちゃんで、良くも悪くもああいう人だし、下品なことが面白い、下品なことを恥とは思わず、動く人である。
今回の件は、登場人物が全員キャラ通りの行動をしただけと考えるべきだ。
だとするならば、フワちゃんはとにかく黙り続けることが禊になる。
一定期間黙り続け、本名で謝罪するぐらいの態度を示して、腹を括って通常営業に戻せば、時が解決するように思う。
加納に関しては、相方のむらきゃみを残す形にはなるが、不本意ではあっても全面謝罪と自主的な謹慎を行って、こちらも腹を括って通常に戻すのがいいのではないか。
ナベプロだからいくらだって根回しができるわけで、大坂なおみの時と同じ方法でしのぐことは可能だし、一番現実的だろう。
ただ、3回目はナベプロも相当見識を疑われ、取り返しのつかない事態も想定できる。
全面謝罪と自主的な謹慎はリセットの意味合いがある。
禊を済ませてもなおグチグチと言う人間は、おのずと嫌われていくから、相手にする必要はない。
現在加納は舞台をやっているそうだが、それが終わり次第、自らのラジオで謝罪して年内自主謹慎するぐらいが、今後の芸能生活を考えるとベストに近い対応だと思う。
もちろん知らぬ存ぜぬ、そんなことありました?みたいなとぼけ方で必死にやり過ごすのも絶対にダメというわけではないし、一発で詰みという感じには思えない。
芸の幅を考える時、謝ることは妙手になり得る。
テラスハウスにおける山里亮太は自らの責任を認め、失言などの話題では人が変わったように低姿勢を貫く。
テラスハウスの件はまだ係争中で、何の結果も出ていないというのはあるが。
しかし、山里亮太の件は世間がもう忘れている。
相当な反省と全面謝罪を見せて、これ以上叩くのは…と思わせたからである。
岡村隆史もそうだったが、相当な反省と全面謝罪は自分を救う。
加納自身は今回の件で相当な責任を感じているようなので、あとはそれを示すだけでいい。
兵庫の知事のような態度を取れば何が待っているか。
たとえ不本意で屈することを忌み嫌うとしても、謝ればいずれ世間は許してくれる。
謝罪を拒否すれば、命を奪いに来る勢いで正義という暴力でフルボッコにされてしまう。
日本には「損して得取れ」ということわざがある。
間違いなく謝った方が後々楽である。
芸風的、あと何回か賛否を巻き起こしそうだからこその、リセットの意味を含めた謝罪をするべきだ。