EX風林火山のオーディションで、永井孝典が優勝した。
モブキャラを自認し、誰に聞いてもいい人と言われ、いじられやすい。
麻雀の研究はしているが、アウトプットが弱く、しばらくは結果が出なかったという。
IKUSAに優勝し第2代SSPになった時もかなりのノーマーク。
終わってみれば初代SSPと第2代SSPの一騎打ちとなったわけで、IKUSAを開催したEX風林火山にとっては最高の結果と言える。
第3代SSPの篠原冴美は早々に敗れたが、これから1年間勝又健志などの指導を受けられるわけで、永井孝典同様、急成長を見せるかもしれない。
こうなると、EX風林火山のもう1枠を始め、ドラフトの行方が気になるところだ。
EX風林火山
本命 魚谷侑未
対抗 内川幸太郎
魚谷侑未は、絶対にMリーグに戻るぞという執念が人一倍強く、そのためならなんでもやるという姿勢が目に付く。
最強戦チームバトルもそうだが、とにかく前に出ようという意識が強い。
世界麻雀で選ばれた時もかなり嬉しそうだった。
準決勝までがあまりにも完璧すぎ、決勝ではツキがなくなっていたように思う。
結局決勝で1位にならなきゃいけないわけで、その間は常にギリギリのラインで通過すれば何の問題もない。
ここぞで勝てないのは、ある意味らしいといえばらしいが、産経新聞社杯の麻雀女流リーグの個人決勝もそんな感じだった。
とはいえ、なんだかんだで魚谷侑未は選ばれる。
結果を出すかはどうであれ、選ばれる人だし、説得力がある。
そういう点ではグリグリの本命ぐらい、選ばれる可能性は高いと言える。
懸念点としては、魚谷侑未が入るEX風林火山には勝又健志がいるが、先日の人狼配信で、ゲームとはいえ激しいやり取りがあった。
ゲームであんな感じなので、麻雀、しかもMリーグとなったら、お互い引かない可能性もある。
勝又健志が麻雀にウソがつけず、よくわからない打牌に躊躇なく否定する話は、さまざまなところで聞く。
麻雀にウソがつけないというのは便利な言葉だが、何かにウソをつけず、正論とばかりに何の配慮もなく徹底的にこき下ろす光景は何も麻雀に限ったことではない。
ただ、永井孝典が入ることで、ある種緩和されやすい。
その点でも魚谷侑未が本命ではないかと思う。
推薦選手6人から選ぶのではないかと言われた中、一番視聴者の印象がいいのは内川幸太郎である。
決勝はパブリックビューイング会場で急遽見守ることになっており、その時点で印象は最高にいい。
内川幸太郎には人気もあるし、熱心なファンも少なくない。
永井孝典が入ったことで、人気者、連盟の人を入れる可能性は高い。
魚谷侑未有利と見るが、内川幸太郎でも何ら不思議ではない。
KADOKAWAサクラナイツ
阿久津翔太以外にあまり思い浮かばない。
堀慎吾が認めるか否かがポイントなので、阿久津翔太は堀慎吾のお眼鏡にかなっている可能性が高い。
最近は壁に少し当たっているが、そのあたりは軌道修正もできそうだし、色々言われる中で成長を遂げそう。
もちろん全く知らない人を引っこ抜く可能性もあるが、予想のしようがない。
BEASTXが2巡目で選ぼうとして、強奪する可能性はある。
とはいえ、ただでさえ叩かれる傾向がある中で、余計に叩かれてしまう。
岡田紗佳がいる以上、連盟の選手を獲得してバランスをとりそうだが。
BEASTX
本命 近藤誠一
対抗 浅井裕介
大穴 魚谷侑未
アースジェッツに関しては、石井一馬や忍田幸夫、逢川恵夢と連盟プロの4人が選ばれる可能性がある。
連盟のスポンサーであるアース製薬が1人も連盟を入れないというのはあまり考えにくい。
近藤誠一が仮に選ばれなかった時、BEASTXに選ばれる可能性はある。
鈴木大介・中田花奈・下石戟と入れた時、共通点がなさすぎてバラバラになりやすい。
支柱となり得そうな人を入れるとなると、近藤誠一になりそう。
浅井裕介でもおかしくないが、浅井裕介は浅井裕介で、麻雀にウソがつけないタイプ。
何年も勉強してるのにプロで結果が出ない人に悪い印象を持つと、永井孝典の記事の中で語っている。
ぶつかり合うのが悪いのではない。
ぶつかり合ってからわだかまりが解ければいい。
渋谷ABEMASはああ見えてみんな気を遣うので、ケンカをしてもバランスがとれる。
鈴木大介は将棋にも麻雀にもウソがつけず、直属の弟子や弟弟子などにも結構厳しいことを言いがちで、それはさまざまな著書に書かれている。
また、チョンボをした際、鈴木大介は控室に入る際、土下座をして入ってきたこともある。
そんな時に、大丈夫だよと言える人はだれかといえば、近藤誠一だと思う。
もしもアースジェッツが近藤誠一を獲得したら忍田幸夫か魚谷侑未だが。
まずは結果を出さなきゃいけないので、賭けに出る局面ではない。
アースジェッツ
先ほども書いたように、石井一馬や忍田幸夫、逢川恵夢と連盟プロの4人とした。
連盟プロとあえてしたのは、あまりにも選択肢が多すぎるからだ。
内川幸太郎の可能性もある。
ただ、新しい人を入れそうな気がしないでもない。
連盟のAリーガーの誰か、ここは総流しぐらいでいいだろう。
最高位戦フィーバーで、永井孝典すらMリーガーとなる中、石井一馬がなれないというのは、ちょっと考えにくい。
忍田幸夫に関しては、物腰が柔らかい感じだが、実際の麻雀は鋭い。
魚谷侑未ほどではないが、Mリーガーになるという執念も感じる。
渡辺太もMリーガーに推薦するぐらいなので、選ばれても不思議ではない。
逢川恵夢もそうで、永世女流雀王という肩書がある。
世界麻雀でも選ばれており、アース製薬の上の人を説得するのは簡単ではないだろうか。
永井孝典が優勝したことで、魚谷侑未がほぼ当確ぐらいになったが、これが他の人の優勝でも、おそらく魚谷侑未がEX風林火山のメンバーに選ばれたように思う。
魚谷侑未が優勝した時だけ悩みどころで、内川幸太郎や村上淳の可能性はあったかもしれない。
麻雀も何を先に引くかで結果が大きく異なる。
永井孝典はこれからも勝又健志から強烈なダメ出しを受け続けるだろう。
しかし、今日の選択は勝又健志を驚かせるものばかり、そして、ことごとく結果に結びついていた。
モブキャラではあるが、Mリーガーとして堂々と戦える人になれる。
この結果に終わり、本当に良かった。