違和感の解剖図:勝負事とエンタメの不都合な真実

競馬、ボート、Mリーグからテレビ批評まで。世間に漂う「建前」を剥ぎ取り、その裏に潜む違和感の正体をロジカルに解剖する。単なる感想を超えた、不都合な真実の記録。


スポンサーリンク

なぜ競馬場ストーカー問題が起きるのか…解決策まで考える


スポンサーリンク

きっかけは阪神競馬場を訪れていた女性のツイート。

要するに競馬場でストーカーのような目に遭ったということである。

どうやら共通のフォロワーがいて、面識自体はあるというが、この手の「面識」というのは、そういや1回会ったかなぐらいのものが多い。

このツイートをきっかけに色んな事案を報告する人がいるけれど、まあこの手のケースは数えきれないほどある。

理由は簡単で、その人が運命を感じたから。

「あの子、中山に来てるのか…これは運命だ!」とフォロワーに突撃してしまう。

写真などを見ておおよその場所を特定し、あとはストーカーのように粘り強く探し回れば見つけられる。

言わせてもらうと、距離感もわかっていなければ、相手への配慮も一切ない行為だ。

たとえ友人が競馬場にいるとツイートをしていても、誰かといる可能性がある。

それは家族なのか、同僚なのか、パートナーなのか、もちろん1人なのか、自分はそこまで考えてしまう。

友人に見せる顔と家族に見せる顔が異なる人もいる。

友人の前では明るいのに、家族の前では別人のように暗くなる人がいる。

中学時代、親と出かけてるのを友人たちに見られて恥ずかしくなるのと同じだ。

たとえ友人がいても、自分は躊躇してしまう。

こうした競馬場でストーカーまがいのことをする人は、そうした遠慮や躊躇、想像などが全くない。

共通のフォロワーだからといって親友のはずがなく、もっといえば「タチの悪い知り合い」ぐらいなものだろう。

安全が確保されていればワンチャン会う人もいるだろうが、そうでない環境で誰が会うのか。

まして女性が、得体のしれない男性に。

こうした事案は競馬場に限ったことではなくさまざまな場所である。

ただ競馬場で起こりやすいのは、簡単に誰でも安く入場できるからである。

もう1つ言えることは、競馬や野球などおっさんが入りやすいコミュニティはどうしても女性不足になりやすいこと。

工業高校の中に女子がいると自然とモテやすいというやつである。

加えて当たって砕けろの精神があり、打席に立たなきゃダメだろという一丁前の姿勢はもっていると、そりゃストーカーの事案は起きるだろう。

 

ストーカーの根本は純粋な愛や恋から始まっている。

相手にすべてを尽くす気持ちでリソースを全力で割こうとしたはずである。

でも、受け取る側からすれば、玄関に居座って帰ろうとしない訪問販売のセールスマンと変わらない。

そうやって拒絶すると今度はストーカー側が被害妄想を抱き、100%被害者のような振る舞いを見せ始める。

純粋な愛や恋はいつの間にか変質し、恨みつらみとなり、歪みながら腐っていく。

今回のストーカーの件で職員に突き出せばいいとか、警備員に言えばいいというのは確かにその場は乗り切れるが、必ずしも正解ではない。

恨みつらみに変質するきっかけになりかねないし、最悪の場合は危害を加えられる可能性も出てくる。

きっぱり断って分かってくれる人ならいいが、実はリスクのある行動で、自分はおすすめしない。

かといって、会ったら会ったで面倒くさい。

嫌ってもらうという手もあるが、それはそれであいつは最悪だのなんだのと吹聴される可能性もある。

 

では、競馬場ストーカー問題の解決策はあるのか。

個人的に妙案だと思ったのが、時差投稿である。

タレントがよくやる手法で、ここに行ってきましたとインスタグラムやXで投稿した場合、リアルタイムのものではなく、ある程度時間を置いていることが多い。

それが数時間もあれば、1日2日ということも。

実はこの日、ここにいました!であれば、ストーカーが寄ってくることはまずない。

行動を読まれている可能性もあるが、それはもう本物なので、さすがに警察に相談すべきだろう。

おーい!みんな集まれ!!!!とかツイートをしてたなら別だが、そんな人は限られる。

一応ストーカー問題のきっかけを作った女性は「阪神いる方ぜひ」とツイートし、本人が言葉足らずだったことを認めている。

フォロワーの女性のみを対象にし、会ったこともない男性はフルシカト、そりゃそうだろう。

友だちや恋人と来ているのであれば、リアルタイムでの発信はしない方がいいし、メリットがない。

実は行ってましたというネタばらし的なものの方がいいと思う。

面倒なフォロワーに指摘されても「競馬場が楽しすぎてツイートをし忘れてました」とでも言えばいい。

aroaukun.hatenablog.com

このブログでは度々弱者男性・インセルの話題を出すが、下手に刺激をすれば、本来全く非もなくただただいい迷惑である女性側に危害が加えられるような話だと思っている。

今回競馬場ストーカー問題において、そこまで踏み込んだことをつぶやく人はあまりいなかった。

なんだか大変だねぇという話かと思うと、実はもっと根深く、深刻な社会問題になりかねない話でもある。

女性が標的となる事案は今後増えるだろう。

いわゆる氷山の一角。

自分みたいに1人で楽しみたくて「あの馬3着だった?」とおっさんに声をかけられて聞こえないフリをし、超絶塩対応をしてしまう人だらけだったらいいんだろうが。

誰かと競馬をすると、相手の予想を否定しない配慮やら相手の行動を邪魔してはいけない遠慮など色々考えないといけない。

そういうのもあって自分は気安く声をかけることは断じてしない。

まあダラダラと酒を飲みながら煮込みでも食って競馬をしてるのが好きなだけだが。


スポンサーリンク